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 兵庫県の斎藤元彦知事(46)は、27日までに不信任決議への対応を表明すると明らかにしました。50分間に及ぶ単独取材で語られたこととは?

■ABC番組に出演 斎藤知事の意図は?

 失職か辞職か、それとも議会解散か。 斎藤知事
「今週内がリミットですので、自分の気持ちが固まり次第、きちっと説明する場を作りたい。平日の間にできればいいなと思ってます」

 判断の期限まで、あと5日と迫った24日。斎藤知事は自身の進退について、27日までに判断する意向を表明しましたが、弱気な一面も見せました。

斎藤知事
「世間的には『鋼のメンタル』と言われている面もあるみたいだが、自分自身は本当にけさも苦しい胸の内もあったり、人間ですから、思い悩むことも多々これまでもありました」  夕方には大阪・朝日放送テレビ『newsおかえり』に出演し、その胸の内を語りました。 斎藤知事
「私の心の中では、だいぶ固まってきてはいます。ただ、最後のところは、どのようにすべきかというところの最終的な結論を出すというのは、まだ至っていない」

「(Q.何か相談をしたくなるような瞬間・局面はあった?)けさも言ったが、人間ですから、つらい苦しいときは毎朝のように、毎日のようにありましたが、知事というのは、組織の中のトップですから、ここは自分で決めていかなければいけないという覚悟でいる」  不信任決議案が可決された直後の3連休中、連日テレビに生出演し、自らの実績を強調した斎藤知事。その意図については次のように述べました。 斎藤知事
「(Q.『テレビ出演は選挙に向けたアピールじゃないか』という声も一部であると思うが?)そこは全くないです。これは選挙の目的とかではなくて、自分の思いをできるだけ言葉や表現が足りない面もあるかもしれないが、自分なりに伝えさせていただきたいとの思いで出ている」  斎藤知事は「選挙を意識したものではない」と強調しましたが、再出馬する可能性を否定しませんでした。 斎藤知事
「(Q.知事選が行われる場合、再出馬する?)そこは自分自身が、改革をしていきたいと。まだまだ道半ばですから、そういった強い思いはあります」

「(Q.改革を続けるには、再出馬しかないのでは?)そこはどういうふうにするか、自分の中で最終的にどうするか。これ本当に重い判断で日々苦しい中で今考えている」

「(Q.これだけ『続けたい』と言っていて、再出馬しないという選択肢はある?)そこは繰り返しになるが、いろんな選択肢の中で、自分が何をするか、どう判断をするのかを決めていきたい」

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■従来の主張を繰り返す斎藤知事

■従来の主張を繰り返す斎藤知事

 24日、議会運営委員会は「不信任決議案が可決しているため、知事に対する質問はできる状況にない」として、25日からの本会議の休会を決定しました。 議会運営委員会 内藤兵衛委員長
「代表質問や一般質問、大事な機会が失われたというのは(県政の)停滞ではある」  議会解散となれば、さらなる県政の停滞も確実です。政策を巡る対立ではないため「大義がない」との見方もある議会解散。斎藤知事は、解散についてどのように考えているのでしょうか。 斎藤知事
「(Q.今回は、知事自身の資質が問われている。つまり、解散の理由・解散の大義がないと思うが?)不信任決議が可決された場合は、いろんな選択肢がこれは法律に基づいてありますから、そこは議会の方も、すごく重い決断をされたと思う。ですので、私自身も、いろんな選択肢の中で、どういったことをするのがいいのかということを決める。これは法律に基づく選択肢がありますから、自分がどのようにこれから考えて決めていくのかというところ」

 斎藤知事は「議会の重い決断を受け、自身も法律に基づいて解散も選択肢の一つとして考える」と、従来の主張を繰り返しました。

 翻弄される県議は、不信任を突きつけられた斎藤知事が議会解散も念頭に入れていることに首を傾げます。 兵庫県 竹内英明県議
「『議会の中で重い決断をされた』と、知事を辞めさせる法的効力のある決議を議会が行ったんだから、『知事が解散しても文句を言うな』というような相当な反発を、知事の内心では持っている。それは感じることがあります。斎藤知事が自分で新しい政策集団を作るとか、新しく政党に推薦をもらうとか現実的に行われていない中で、議会だけ解散して何の意味があるのか。これは極めておかしいと思う」

(「グッド!モーニング」2024年9月25日放送分より)

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