台風10号は列島を縦断する可能性もあります。
台風が来る当日・前日・数日前でそれぞれ備えはどういうふうに変わっていくのか。
防災アドバイザーの岡部梨恵子さんに、いつどのタイミングで何を備えればいいのか、防災タイムラインを作ってもらいました。
台風が接近する遅くとも3日前からは対策を始めたほうがいいということです。
まず台風接近の2~3日前は、情報や身の回りの確認をしてください。
例えば、ハザードマップや避難所の場所の確認、そして備蓄品をチェックしてください。
足りない防災グッズに関しては、このタイミングで買い足しすることがオススメです。
また、アルバムや卒業証書など思い出の品はなるべく上の階に移動させるということが、2~3日前にしておいてほしいことです。
そして停電の場合は、通信障害やキャッシュレス決済が使えなくなってしまう可能性がありますので、現金、特に千円札や小銭などはしっかり用意する必要があります。
また断水することも考えて災害用のトイレは、男女で1日の回数は違いますが、7日分ほど用意しておくと安心です。
この季節ならではの備蓄品として挙げられるのが、暑さ対策としてハンディーファンです。
充電式のものは事前に充電しておいたほうが良さそうです。
虫よけ対策として、虫よけスプレーや虫刺されの薬なども用意してください。
感染症対策については、アルコール除菌シートは断水時にも手洗い代わりにもなるのでとても便利だということなんです。
そして前日に行うべきこととしては、ベランダの植木鉢など飛びそうなものを室内に移動させること。
また、シャッターを閉めたり窓ガラスに段ボールやガムテープを貼って補強するなどの暴風対策を行ってください。
そして、スマートフォンは早めにフル充電にしておくようにしてください。
そして、今からでも間に合う当日の準備としては、家族全員でまず早めにお風呂に入ってください。
入ったあとは新しい水を浴槽にためてください。
残り湯は雑菌が多いので健康被害が起きることもあるため、なるべく新しい水を浴槽にためるようにしてください。
また食料、料理の作り置きをこのタイミングでしておくこともオススメです。
ご飯を多めに炊いて、おにぎりにしておくと洗いものも減ります。
ただ、お米は今、品薄状態ですので、日持ちのするお漬物だったり、調理済みの焼きそばだったりをこのタイミングで準備しておくとよさそうです。
車に関しては、例えば近くに立体駐車場がある場合は浸水に備えて移動させるという方法もあります。
災害のあとは空き巣に入られることもあるので、貴重品は貸金庫に入れておくのも1つ安心な手段ではあります。
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