兵庫県の斎藤知事のパワハラなどの疑惑について、職員に行ったアンケートで、 「公用車の運転席を後ろから蹴ったり」 「気に入らないとペンを投げる」など、 新たなパワハラ疑惑が、複数、寄せられていることがわかりました。
■新たなパワハラ疑惑も多数
百条委員会が県職員約9700人を対象に行ったアンケートのうち、8月5日までに回答のあった4568人分の中間報告です。
以前から疑惑のあった『知事のパワハラ』については、 「見たり・経験をするなど実際に知っている」と答えた職員が59人。「見たり・経験した人から聞いた」と答えた職員は466人でした。
県内の企業に対し、知事が『贈答品のおねだり』をしていたという疑惑は 「実際に知っている」が43人、 「人から聞いた」が160人。
『前回の知事選で、複数の県職員が投票依頼などの事前運動をしたとされること』については、 「実際に知っている」が17人、 「人から聞いた」が37人。
『2023年11月に行われた阪神・オリックスの優勝パレードの必要経費を確保するため、信用金庫への補助金を増額し、それを寄付という形でキックバックさせたという疑惑』については、 「実際に知っている」が3人、 「人から聞いた」が40人。
『次回の知事選に向け、商工会議所などに投票依頼をしていたとされる件』については、 「知っている」が3人、 「人から聞いた」と回答したのは19人でした。
そして、新たなパワハラ疑惑も多数寄せられました。斉藤知事は、“陰で『暴君』『瞬間湯沸かし器』と呼ばれている”と、明かした職員もいます。
アンケートには
●エレベーターに乗り損ねた際、 「お前はエレベーターのボタンも押せないのか」と激高し、怒鳴る。これをきっかけに知事のエレベーター係を職員が配置した。
●公用車では、カーナビをのぞき込み、運転手にプレッシャーをかけ、到着が遅れそうだと同乗者を叱責して、後ろから座席に蹴りを入れる。
●気に入らないと『ペンを投げる』『机を叩く』、会議室の資料を見て『舌打ち』したり、『大きなため息をつく』
といったパワハラ疑惑があがっています。
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