1966年に静岡県でみそ製造会社専務一家4人が殺害された事件で死刑が確定した袴田巌さん(88)の再審第14回公判が24日、静岡地裁であり、国井恒志裁判長は次回期日の5月22日に検察側の論告求刑や弁護側の最終弁論を行い、結審する見通しを示した。補佐人の姉ひで子さん(91)は公判後の記者会見で意見陳述する予定だと明らかにし「短く端的に巌の気持ちを申し上げたい」と語った。  記者会見で主任弁護人の小川秀世氏は「無罪判決が出ることに絶対的な自信を持っている」と強調。検察側は再審で有罪立証を続けたが「有罪の方向に変えられたとは思わない」と話した。


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