ゴーヤーのつるや葉で日を遮る「緑のカーテン」で暑さをしのぐ仮設住宅の入居者=2日、石川県穴水町

 能登半島地震で甚大な被害を受けた石川県珠洲市など奥能登地域4市町で、7月に熱中症の疑いで24人が救急搬送され、うち13人が65歳以上だったことが6日、地元消防への取材で分かった。8月に入ってからは1人の死亡が確認された。1月の地震で損壊し、冷房が使えない建物も多く残っており、高齢者を中心に熱中症対策が急務となっている実態が浮かんだ。  珠洲、輪島、穴水、能登の4市町を管轄する奥能登広域圏事務組合消防本部によると、24人のうち、住宅内で症状を訴えたのは9人。うち1人は仮設住宅にいた70代男性でエアコンはあったが、使っていなかった。少なくとも4人はエアコンのない部屋にいたという。


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