福岡県警は17日、水難救助訓練中の福岡市消防学校の生徒がプールで意識を失って死亡したと発表した。県警は解剖をして死因を調べるという。
西署によると、今月9日午後4時20分ごろ、福岡市西区西の丘1丁目の総合西市民プールで訓練中の男性の意識、呼吸がなくなったと消防から連絡があった。消防学校の生徒、岡本大河さん(26)が市内の病院に搬送されたが、17日午前10時55分ごろに死亡が確認された。プールにいた消防関係者は「水中で手足をバタバタさせている人に気づき、引き揚げて救急搬送した」と話しているという。
訓練は、水深3・3メートルのプールで、海水パンツをはいて立ち泳ぎをしていた。現場には消防学校の生徒や監督者、指導者も含め数十人の消防関係者がいたという。
高田浩輝消防局長は「原因については調査中だが、内容をしっかりと検証して、再発防止に取り組む」とのコメントを出した。
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