海水温の上昇によって、生き物の生息域に変化が出てきています。ただ、その中には“危険な生物”もいるので注意が必要です。
■かまれると危険! 唾液に猛毒“青酸カリの数百倍”
その一つが「ヒョウモンダコ」というタコで、猛毒を持っています。
夏休みを前に、警視庁が注意を呼び掛けています。場合によっては、命にかかわる危険な状態になるといいます。ヒョウモンダコの特徴を、実際の映像で見ていきます。
ヒョウモンダコを棒でつつくと、ヒョウ柄のような模様が濃くなっているのが分かります。しながわ水族館によると、こういう時に人を“かむ”こともあるそうです。唾液には“青酸カリの数百倍”ともいわれる猛毒が含まれていて、かまれると最悪の場合、死に至るケースもあるそうです。もともと、沖縄など南の海に生息していたのですが、温暖化の影響もあり、最近では関東近辺でも見られるようになってきました。
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■体長10cm、擬態する特性も■体長10cm、擬態する特性も
ただ厄介なのが、ヒョウモンダコの大きさです。体長が10センチほどと小さく、子どもの手でもつかめてしまうほどのサイズです。厄介な点がもう一つあります。
ヒョウモンダコは、岩や海藻など周囲と同じ色に変化する特性もあるので、間違って踏んでしまうケースもあるそうです。海の中では、なおさら分かりにくいと思うので、マリンシューズなどで足を保護することも対策の一つになるかもしれません。これから夏休みに海に行く人もいると思いますが、しながわ水族館の方は、ヒョウモンダコを見つけても「近づかない」「触らない」を徹底して海のレジャーを楽しんでほしいということでした。
(スーパーJチャンネル「newsのハテナ」2024年7月5日放送)
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