大阪市西成区で知人男性にガソリンをかけ、火をつけて殺害しようとした罪に問われた男に懲役9年の判決が言い渡されました。

須田信介被告(43)は去年5月、西成区で知人男性の頭や顔にガソリンをかけて火をつけ、殺害しようとした罪に問われていました。

男性は全治約3カ月の重傷を負いました。

これまでの裁判で、須田被告は「殺意があったことは違います」などと一部否認していました。

2日の判決で大阪地方裁判所の岩崎邦生裁判長は「かけられたガソリンは、被害者の顔や着ていたジャケットが瞬時に燃え上がる量で、燃え移れば体の広範囲が火に包まれ死亡させる危険性が高い」などと指摘。

「被害者が死亡するかもしれないが、それでも構わないと思っていた」と殺意があったことを認め、須田被告に懲役9年の判決を言い渡しました。

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