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 各地で梅雨入りが例年より遅いペースとなっています。関東では6月後半になる見込みで、雨不足の影響が出始めている地域もあります。

■梅雨入り遅れ…コメ作りに影響も

米農家 畠山英剛さん
「30年以上、稲作りをやっているが、初めての経験です」

 こう話すのは、岩手県花巻市で米作りを営む畠山さん。梅雨入りの遅れで大きな心配を抱えています。

畠山さん
「あまり地肌が出ないようになれば良いと思うが、(収穫量が)減るのではないか。あとは雨が降るのを祈るだけ」  豊沢ダムの貯水率は、わずか22%。今週末には水が尽きるという試算が出されていて、節水が行われています。

 10日は少し雨が降りましたが…。

畠山さん
「雨は降ったが、水がたまるような感じではない」

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■日傘兼用のタイプが人気

■日傘兼用のタイプが人気

 まだ梅雨入りしていない東京。雨傘の代わりに売れているのが、UVカット率が高い傘です。
「日傘と雨が降っても大丈夫なように兼用」
「最近、暑い日が多いなと思って、雨傘というより、私はだいたい日傘を持っていて」  今年は、日傘としても使えるタイプが人気だといいます。 Waterfront JIYUGAOKA/TOKYO
村上健二さん

「例年よりも暑さ対策ということで、非常に(日傘の売り上げの)数字が伸びている」

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■“偏西風蛇行”前線北上できず

■“偏西風蛇行”前線北上できず

 8日に九州南部、9日には四国が梅雨入り。いずれも平年より遅くなっています。  その理由について、今井春花気象予報士はこう話します。 今井気象予報士
「上空を流れる偏西風が日本付近を南に大きく蛇行していて、強い寒気が流れ込んできました。この寒気が日本付近を覆うことによって、梅雨前線やその南にある太平洋高気圧が北上できず、各地で梅雨入りが遅れています」

 今度の16日ごろ、関東から九州北部は梅雨入りする見込みだとしたうえで…。

今井気象予報士
「この先1カ月は雨量が平年より増えるという予想。梅雨入り早々に大雨になる可能性。警戒が必要です」

(「グッド!モーニング」2024年6月11日放送分より)

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