日本原子力研究開発機構は7日、廃炉作業中の高速増殖原型炉もんじゅ(福井県敦賀市)の敷地内で国が計画している試験研究炉の新設にかかる費用が総額1500億円規模になるとの概算を、文部科学省の作業部会に示した。  文科省はこれまで建設費を500億~550億円程度と試算していたが、建設前の地質調査や設計の費用は含まれていなかった。茨城県東海村の研究炉「JRR3」での実績や物価変動を加味して算出したという。  新研究炉は熱出力1万キロワット未満で、発電せず中性子を利用した材料開発などを担う。機構が実施主体となり、設計や設置は三菱重工業が請け負う。


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