栃木、長野、群馬、福島の4県の住宅で起きた連続緊縛強盗事件をめぐり、4県警は5日、ベトナム国籍の男2人を強盗事件の被害品のキャッシュカードで現金を引き出したとして窃盗容疑で再逮捕し、発表した。2人は5月、被害品のカードで現金を引き出そうとしたとする窃盗未遂などの容疑で逮捕されていた。
- 逮捕の男ら連続緊縛強盗関与も捜査 被害者口座から複数回引き出しか
再逮捕されたのは、群馬県藤岡市岡之郷、自称内装工ホアン・フー・ホア(25)と、同県太田市高林西町、無職マイ・バン・シー(23)の両容疑者。いずれも容疑を否認しているという。
発表によると、2人は4月30日午前2時30分ごろ、共謀し、群馬県伊勢崎市のコンビニのATMで、同日未明に同県日光市で起きた緊縛強盗事件で奪われたキャッシュカードを使い、2回にわたり現金計40万円を引き出した疑いがある。
この日は、栃木県佐野市などほかの複数のコンビニでも同じカードで現金が引き出そうとされた形跡があったという。
警察は防犯カメラの映像から2人を特定し、5月16日、群馬県高崎市の宿泊施設にいたホア容疑者を窃盗未遂容疑で、シー容疑者を出入国管理法違反(不法残留)容疑で逮捕した。車や何度も付け替えたとみられるナンバープレート、刃物などを押収済みで、一連の事件に関与したとみて調べている。(高橋淳)
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