名古屋市の建設現場で、AIカメラの前に立ち熱中症の危険度を確認する作業員=20日午前

 屋外作業中の熱中症が急増するシーズンを控え、愛知労働局は20日、AIで作業員の危険度を判定するカメラをいち早く導入した名古屋市の建設現場を報道陣に公開した。同局は管理者による注意喚起など従来の対策に加え、効果的に健康管理できる先端技術の活用も呼びかけている。  AIカメラの前に数秒間立つと顔色や外気温などから熱中症になる危険度を4段階で判定できる。公開された名古屋市中区の繁華街にある高層ビルの建設現場では、朝礼後に作業員約80人が体調を確認した。  工事を請け負う竹中工務店が1週間ほど前に導入し、同社の尾本聡さんは「個々人が客観的に体調を把握できるようになった」と意義を語る。


鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。