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「出頭しなかったら殺されると思った」 那須2遺体事件で仲介役の男、首謀者側から求められ
栃木県那須町の河川敷で宝島龍太郎さん(55)夫婦の焼かれた遺体が見つかった事件で、殺人容疑で再逮捕された仲介役の平山綾拳(りょうけん)容疑者(25)が、「事件の依頼主から指示役を通じて出頭しろと言われた」と供述していることが、捜査関係者への取材で分かった。遺体発見翌日の4月17日朝、平山容疑者は東京都内の交番に出頭していた。 捜査関係者によると、指示役の佐々木光容疑者(28)は、首謀者とみられる関根誠端(せいは)容疑者(32)=いずれも死体損壊容疑で逮捕=から、出頭を促すよう頼まれたと説明。警視庁と栃木県警の合同捜査本部は、関根容疑者が平山容疑者と面識がなかったことから自身の逮捕を逃れるため、出頭させた可能性があるとみて調べている。 平山容疑者は佐々木容疑者から電話で出頭を求められたという。出頭直前の4月17日午前6時すぎ、2人で交番近くの路上で立ち話をしたといい、佐々木容疑者から「スマートフォンを渡せと言われて渡した」と説明している。平山容疑者は「出頭しなかったら依頼主に殺されると思った」「事件が明らかになると、いずれ逮捕されると思った」とも供述している。 合同捜査本部は、男6人を逮捕。平山容疑者のほか5人も夫婦の死亡の経緯を知っているとみている。