岩手県葛巻町で23日、地元の高校に通う高校生が考えた町内を巡る観光ツアーのアイデアが発表されました。このうち町自慢の乳製品や自然などを楽しめるツアーは、実際に旅行商品として販売されます。

授業の一環として3つの班に分かれて自分たちで考えた観光ツアーのアイデアを発表したのは、岩手県立葛巻高校の2年生26人です。
この授業は、観光に高校生のアイデアを取り入れようと、町とIGRいわて銀河鉄道が企画したもので、生徒たちは、先月から観光やブランディングの基礎知識を学んできました。
23日はその集大成としてアイデアが披露されました。
ツアーのアイデアは、町内産の食材を使用した「くずまき鍋」を味わうこと以外は、生徒たちのオリジナルです。
そして生徒たちの自主投票で選ばれたアイデアは、実際の観光商品としてIGRが販売します。
投票で採用が決まったのは、町自慢の乳製品を味わえるほか、地域の伝統料理「かっけ」の調理と、スノートレッキングが体験できるツアーです。

(生徒は)
「一番の推しは葛巻の森や自然。改めて自分たちも調べていく中で綺麗だな、これは絶対に来てほしいなと思いになりました」
(IGRいわて銀河鉄道 地域連携特命課長 濱戸祥平さん)
「我々旅行会社の人間が思いつかない発想だと思う。普段ありふれた光景でありありふれた体験だが、よそから来ると新鮮な体験になる。うちの町ってこんな魅力があったんだと改めて知るきっかけになる」

生徒が企画したツアーは年明けに販売が始まり、2月と3月に合わせて3回実施される予定で、生徒たちも観光客をもてなすということです。

(生徒たち)
「ツアーがんばるぞー!わー!」

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。