高知城では、6日の夜からあるイベントが開かれます。日本で開かれるのは初めてということで、今、内覧会が行われています。一体どんな内容なんでしょうか?会場から中継です。

■川見真宵アナウンサー
はい、川見がお伝えします。ここ高知城は日本三大夜城の一つに数えられ、美しい夜景が楽しめることでも有名なんです。毎年この時期になりますと、ライトアップやプロジェクションマッピングなど、様々なイベントが開かれています。今年は、今までにない演出を伴った日本初開催のイベントが開かれるということで、今回そのイベントの企画制作をしている坂本さんに加わっていただきます。坂本さんよろしくお願いします。

■アブストラクトエンジン 坂本洋一さん
よろしくお願いします。

■川見真宵アナウンサー
日本で初めて開催のイベントということですが、どんなイベントなんですか?

■アブストラクトエンジン 坂本洋一さん
普段は夜のイベントというと、ライトアップをテーマにするんですけれども、今回は立体的な影をテーマにした「シャドウアップ」をコンセプトにイベントを開催しています。ぜひ川見アナウンサーもこのメガネをかけて楽しんでください。

■川見真宵アナウンサー
こちらのライトの前に立ってみます、ご覧ください。天守閣に自分の大きな影が映し出されるんですね、これだけでも楽しいですよね。ですが、今回、坂本さんからもらった特殊な3Dグラスをかけて見てみます。これは…びっくりですよ。自分の大きな影がですね、飛び出してきて見えるんです。まさに3D、自分の影ですが、自分に迫ってくる…怖いぐらいなんです。坂本さんこれどういう仕組みなんですか?

■アブストラクトエンジン 坂本洋一さん
これはステレオライトといって、右目用の光と左目用の光で影を二つ作り出して、それを3Dのグラスで見ることによって、影が立体的に見えるような仕組みになっています。

■川見真宵アナウンサー
難しいですね…右目と左目で見る映像を脳内で一緒にしているというか…あんまりわかりませんね。この仕組み難しいんですけれども、影の立体感が本当にカメラを通じてお伝えできないのが悔しいんですよ。

■アブストラクトエンジン 坂本洋一さん
そうですね。これは動画とか写真とか言葉で表現するのはすごく難しくて、今日は川見さん、アナウンサーの表現力がすごく試されてると思います。

■川見真宵アナウンサー
いやちょっと今、嬉しいプレッシャーを頂きましたね…私の表現力でこの影の魅力を伝えていければと思います。

■アブストラクトエンジン 坂本洋一さん
それでは他の展示もありますので、二の丸の方へ行ってみましょう。

■川見真宵アナウンサー
まだまだあるんですね、昼間にはたくさん高知城に来たことあるんですけれども、夜の高知城、また一味違った感じがあって、イベントの醍醐味でもありますよね。

■アブストラクトエンジン 坂本洋一さん
そうですね、三の丸では影探しといって先ほどのライトを懐中電灯のようなものにしたものを持っていただいて、30個のオブジェがあるんですけど、それを照らしながら自分で好きなように影を立体的に作り出して楽しむようなコンテンツになっています。

■川見真宵アナウンサー
天守閣にも上ることができるんですよね?

■アブストラクトエンジン 坂本洋一さん
はい。今回は影落としと言って自分の大きな影を地面に映すことができるようなコンテンツになっています。

■川見真宵アナウンサー
楽しそう。天守閣に登れるというだけでも嬉しいんですけれども、そこからさらに影を落として、いやあ、もうお城の主になったように御殿様になったような気分ですよね。先ほど、影探しのお話もありましたけど、子どもさん来たら絶対大喜びですよ。そして、二の丸まで登ってきましたが、目の前には信じられないぐらい幻想的な光景が広がっているんです。坂本さん、水のゆらめきに見えますが…

■アブストラクトエンジン 坂本洋一さん
そうですね、これは水面に波を作り出して、それを先ほどのステレオライトを通して投影することによって、まるで何か水中にいるかのような一体感を楽しむことができる作品になります。

■川見真宵アナウンサー
本当に実際ここに水面があってですね、ライトに照らし出されているんですよね…これもしかしてメガネ?

■アブストラクトエンジン 坂本洋一さん
はい、ぜひ眼鏡をかけていただいて楽しんでみてください。川見アナウンサーの腕の見せ所です。

■川見真宵アナウンサー
頑張ります!見ますね…うわー、これも水面が浮かび上がっていますよ。もう水に触れそうなんですよ。泳げてしまっているようなそんな感覚で、でもこれ触れられていないんですけれども、もうまさに目の前でね、ピチャピチャと音がしそうなぐらい浮かび上がってます。これすごいですね。いや、お伝えしたい。カメラでは伝わりきっていないと思いますので、実際に来た人にしかわからない体験になっているんです。そして、ちょっと先ほどから見えているんですが、こちらは…うわー綺麗、どういったところなんですか?

■アブストラクトエンジン 坂本洋一さん
こちらはステレオライトをミラーボールに当てて、無数の粒子が立体的に見える作品になっています。

■川見真宵アナウンサー
広場全体に揺らめいているんですよね光の粒子が。いや~美しい。そして、これも肉眼で見ても、とても幻想的な雰囲気なんですけれども、メガネをかけてみますね…光の粒子が浮いてるみたい、光が生き物みたいです。

■川見真宵アナウンサー
こちらのイベントが6日から2025年の1月13日まで開かれているということですので、この3Dメガネをかけてしか見られない景色、皆さんもぜひ楽しんでみてください。

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