プロ野球・阪神タイガースにドラフト育成2位で指名された高知ファイティングドッグスの嶋村麟士朗(しまむら・りんしろう)捕手が、卒園した幼稚園での野球教室に“凱旋”しました。“パワーヒッター”である嶋村選手ですが、当時は“意外な一面”があったようです。

高知ファイティングドッグスは高知県内の幼稚園や保育園などで野球教室を開いていて、高知市の「くるみ幼稚園」で行われた4日の野球教室では、阪神タイガースにドラフト育成2位で指名された嶋村麟士朗捕手が講師を務めました。

「くるみ幼稚園」の卒園生でもある嶋村選手、当時を知る先生との再会シーンも!

(嶋村麟士朗捕手)
「うちの親も連れてきたらよかった…」

(くるみ幼稚園 土居恵子 園長)
「連れて来ちゃったらよかったのに…今から呼んでもかまん」

明るく元気な性格の嶋村選手ですが、当時は“意外”な一面があったようで…

(年少・年長時の担任 竹内良子 教諭)
「最初、入ってきたときはすごく“泣き虫”で、泣いて、泣いて…、慣れるまで泣き続けていましたけど、すぐ慣れて、すごく元気で活発で明るい子でした。(卒園後も)みんなでずっと応援していたので、(ドラフト指名時は)うれしくて、みんなで『よかったね』って、拍手でお祝いしました」

“泣き虫”だった少年は、“屈強な強打者”に。

バッティングのデモンストレーションでは、自慢の長打力で子どもたちを沸かせます!

そんな嶋村選手から、「上手な打ち方」や「正しい投げ方」を教わった子どもたちは、“遊ぶ感覚の中”で体の使い方を楽しく身に付けていきます。

園では、2023年から野球教室を行っていて、嶋村選手も何度か指導してきましたが、4日は子どもたちの“成長”を感じることができたようです。

(嶋村麟士朗捕手)
「みんな、去年、僕が来たときより上手くなっています。小学校に入ったら野球部に入ってください」

(園児)
「え~…」

(嶋村麟士朗捕手)
「『え~』って言われた…」

(嶋村麟士朗捕手)
「(子どもたちは)元気な表情で、常に笑顔なので、僕もすごく元気をもらえますし、すごく楽しかったです。高知ファイティングドッグスで来た時と、ドラフト指名後に来るのとでは、自分の心境も違いますし、より一層、いい報告を幼稚園にできたらいいと思っています」

子どもたちとの楽しいひと時を過ごした嶋村選手。阪神タイガースでは、子どもたちの「スター」になることを誓いました。

(嶋村麟士朗捕手)
「『スーパースター』と自分では常々言っていて、それは、『見ている人を楽しませる』、『見ていて楽しいと思える』選手になりたいと思って、『スーパースター』と言っている。子どもたちにもそういうところを見てもらったら、『野球をやりたい』と思ってもらえるので、そういう選手になっていきたいです」

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。