観光庁は29日、訪日外国人に観光のマナーを絵文字で分かりやすく伝える「観光ピクトグラム」を作成したと発表した。私有地への立ち入り禁止や食べ歩きの禁止などを表示するもので、計22種類。観光客の急増で住民生活などに影響が及ぶオーバーツーリズム(観光公害)対策に役立ててもらう。
禁止事項を図式化したのは14種類。危険な場所での写真の撮影や動物への餌やりをしないよう求める内容もある。8種類は推奨する行動を紹介するもので、混雑回避のため駅に荷物を預ける「手ぶら観光」などを呼び掛ける。
案内文は日本語のほか、英語、中国語、韓国語で表記。ピクトグラムのデータは観光庁のサイトで無料でダウンロードできる。観光施設やホテルなどでの活用を促す。
訪日客向けに、私有地への立ち入りや危険な場所での写真撮影の禁止を表すピクトグラム(観光庁提供)
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。