2月に個人事務所を立ち上げた、高知市出身の俳優、広末涼子さんが、このほど、高知市で行われた起業に関するイベントに登壇しました。
高知県内の起業家を支援する高知イノベーションベースが年に一度開催する高知イノベーションサミット。登場したのは俳優の広末涼子さんです。
広末さんは2024年2月に個人事務所「R.H」を立ち上げ、独立しています。パネルディスカッションでは集まった県内の若手起業家や経営者、起業を目指す学生らを前に海外での映画撮影を通じて得られた価値観などを語りました。
(広末涼子さん)
「(日仏合作の映画の主演を務めたとき)キャリアとか年齢とか立ち位置とかではない、先入観のない、才能と才能でぶつかり合うじゃないけれども、プロフェッショナルな方たちが本当に自主制作(映画)つくるみたいに生き生きとして映画を作っている姿を見て、自分の日本の芸能界っていうのとイメージが違ったので、そこで感じた感覚っていうのはすごく今、今回、独立につながったもののベースにあるなっていうふうに思います。パッションで、人を好きとか、この人とやりたいとか思う経験が(映画撮影において)初めてだったので、それは大きかったなと思います」
また仕事でスランプに陥った時の対処法について、こんなアドバイスも。
(広末涼子さん)
「スランプとかうまくいかないときに、しがみつかない。そこでやりたくない仕事をするとか、なにか自分の生き方を変えるとか塗り替えてしまうのではなくて、私も一度引いてみて客観視してみて、一度何なら手放してみて諦めてみて、そこからリスタートする勇気みたいなものはすごく大事だなと思っていますね。自分の人生の中でも何度かそういうタイミングはあったんですけど」
「家族と食事をしたり友達とカラオケに行ったり、一回ちょっと忘れてみる。考えてると、考えてないぞって寝ても脳が興奮していてずっとその状態になってしまうのはあまり長期だと良くないと思うので、自分が安心できる人たちと時間を過ごすっていうのがリセットできる一番近道だなと思います」
また、質疑応答のコーナーで「高知の中小企業にどのように地域を盛り上げてほしいか」と問われると、「県外だけでなく世界にも目を向けて高知をベースに頑張ってほしい」などと笑顔で答えていました。
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