ライスボールの実土里さんが青森県内のフレッシュな情報をどこよりも早くお届けする【シン・アオモリ】。今回は、弘前市にある日本茶の専門店を紹介します。新しい取り組み“お茶のサブスク”ってどんなサービス?そして、店の一角に別の業態の“シン店舗”が登場する日もあるのだそうです。

今日はどれにする?1日約40円で毎日お茶が飲める定額サービス

実土里さん
「すごくいい香りがする」
3代目店主・渋谷託弥さん
「実土里ちゃん久しぶり~!」
実土里さん
「お久しぶりです!」

3代目店主の渋谷託弥さんは、実土里さんが得意な楽器『カホン』を指導してくれた先生でもあります。

「カホン」を演奏しながら歌う実土里さん(右)

実土里さん
「きょうも、お茶を淹れちゃっていますか?」
3代目店主・渋谷託弥さん
「はい。実はこれ、コーヒーを作るための『サイフォン』なんだけれども、サイフォンで“ほうじ茶を入れてみよう”ってやってみたら、なかなかおいしくできたので、今お客さまに紹介しているところなんです」

サイフォンを使うと、蒸気圧によってフラスコのお湯が一瞬でロートの中の茶葉と交わり、お茶が抽出されます。

実土里さん
「おもしろい!理科の時間を思い出しますね。フラスコで」

サイフォンで淹れたほうじ茶の味は…?

実土里さん
「すごくいい香り。弘前の秋を感じますね。口に入れた瞬間香りがふわって、自分の全部の穴から出てくる、すごく深い味がする」

ここで実土里さん、お店の雰囲気から何かに気付いた様子です。

実土里さん
「まだ新しい取り組みの香りがするんですけど…」
3代目店主・渋谷託弥さん
「実は始めたんですよ、『CHASOBIの会』を。毎月定額でお茶をボトルに淹れてあげるサービス」

『CHASOBIの会』とは、持参したマイボトルに指定された日本茶やお茶ベースのフレーバーティーの中から1日1回、1種類選ぶ月額1200円の定額サービス。なんといっても、入れたて・選べる・サブスクが魅力です。

実土里さん
「月1200円ということは、1日だいたい40円で飲めちゃうってことなんですね。すごく幸せですね。私も入会しました!」

たとえば1か月が30日の11月であれば、1日40円でお茶が飲めます!さっそく入会した実土里さん。フレーバーは、日本茶や“和紅茶”から選びます。実土里さんが選んだのは『くりの和の紅茶』。

"和紅茶”とは、名前のとおり日本で育った茶葉を使い、日本の気候で発酵させた紅茶のことです。いわゆる地ビールや地酒のように、その土地特有の香りをもち、苦みや渋みが少なく甘みを感じさせる国産の紅茶です。

お茶は、持参したマイボトルに入れてもらいます。

実土里さん
「これで1日がんばれそうです。もう今すぐこれ持って飛び出したいです」

渋谷さんが始めた新しい取り組みは、これだけではありません。お茶の店にも関わらず、店の一角には、“別の店”が登場する日もあるのです!その店とは?
実土里さんがいつものように絵にすると、なんだか暖かそうな雰囲気。

店の一角で味わえるものとは?

店を出したい!でも資金面で…間借り・副業で挑戦するシン店舗

なぜ、お茶の専門店の一角でスープの店が営業しているのか。【スープ定食 まるタロウ】のオーナーに直接聞いてみると…

スープ定食まるタロウ・佐藤真弓オーナー
間借り、副業でやっています。前々からやってみたい気持ちはあったんですけど、資金力も実力もないので、“まずはこじんまりとやりたい”と。ここの店舗にカフェスペースがあったのは知っていたので、渋谷社長に相談して始めました」

場所を借りるという新しい取り組みで、夢に挑戦した佐藤さん。なぜ、スープの店にしようって思ったのでしょう?

スープ定食まるタロウ・佐藤真弓オーナー
「元々スープや味噌汁が好きで、1杯の中に栄養が全部ある。そして飲み終わった後の『食べたな』っていう感じがとっても好きなんです」
実土里さん
「わかります。スープを飲んだ後って幸せな気持ちになりますよね」

佐藤オーナーのおすすめメニューは『世界のスープ紀行』(1210円)。どんなスープなのか、いただいてみます。

実土里さん
「すごくカラフルでおいしそう!目から入ってくるビタミンがすごい」

世界各地の様々なスープを2週間ごとにメニューを替えて提供しています。この日のメニュ-は、南アフリカの『サウスアフリカン・バターナットスープ』です。

ベースはバターナッツカボチャ。アクセントにココナッツミルクとチリペッパーを加えています。

実土里さん
「わぁ!クリーミー…お!最後にピリ辛が来た。最初はカボチャの甘みが広がって、最後はスパイシーな感じ。ヒュッて消えていくから、旅人みたい。暖かい地方から来た旅人が、次の険しい旅に出かけるみたいな味がする。カボチャとココナッツミルクとピリ辛が合わさって、他の国に来てるみたい」

世界のスープと一緒に楽しめるのは、色鮮やかなプレートです。
実土里さん
「全部自然のおいしさを本当に感じられるプレート。どこか安心感があって、ホッとする。これから寒くなる季節、このスープに頼っていきたいです」

最後に恒例の絵をプレゼント。
実土里さん
「お客さんもパワーをいただけるし、こっちからもパワーを戻したい想いで描きました。これからどんなお店にしていきたいですか?」
スープ定食まるタロウ・佐藤真弓オーナー
「ありがとうございます。のんびりと、できるだけ長くゆったり続けていけたらいいなぁと思います」

青森テレビ「わっち!!」月~金曜夕方4時25分から
「シン・アオモリ」2024年11月1日(金)放送回より
※掲載しているのは放送当時の情報ですので、変更となっている場合もあります。

~店舗情報~
「銘茶の玉雲堂」
【住所】弘前市田町4丁目11-13
【営業時間】9:00~18:00(日曜日のみ~17:00)
【定休日】なし

「スープ定食 まるタロウ」
【住所】弘前市田町4丁目11-13 銘茶の玉雲堂内
【営業時間】11:30分~15:30 ※火曜日・水曜日のみ営業

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