広島県三次市の神社で、五穀豊穣に感謝して200年以上続いている「神殿入(こうぞのり)」が行われました。
三次市吉舎町にある辻八幡神社の周辺には、約1100基の灯ろうが設置され、幻想的な雰囲気に包まれていました。
午後9時半、地域の人たちが灯ろうを吊るした笹竹をもって、神社までのおよそ500メートルを歩きます。
神殿入は、江戸時代の大飢きんで亡くなった人たちを悼んで、五穀豊穣への願いを込めて行われたのが始まりといわれています。
参拝者
「毎年見ても、とてもきれいで、懐かしい気持ちに、ここに来るたびになっています」
地元の区長
「なんとか残っているみんなで力を合わせて、継続することを大切にがんばっています」
地元の人たちは、高齢化などの課題を抱えながらも、祭りを続けていきたいと話していました。
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