トークイベントに参加する藤本壮介氏=12日午後、京都市

 2025年大阪・関西万博の開幕まで13日で半年となるのに合わせ、京都市で12日、機運醸成に向けたトークイベントが開かれ、関連施設の設計などに携わるプロデューサーらが万博への思いを語った。会場のシンボルとなる巨大屋根「リング」を設計した建築家藤本壮介氏はリングについて「力強く美しく、木造ならではの迫力がある」とPRした。

 リングは8月に1周約2キロの円環としてつながり、高さ最大約20メートルで木造建築物として世界最大級。藤本氏は、京都・清水寺の「清水の舞台」にヒントを得た工法を用いたと説明し、大きな円は「多様性がつながる場」をつくっていこうと発信する意味を込めたと明かした。

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