長さ約160メートル、重さ約32トンの世界最大級の大綱を引き合う沖縄県の伝統行事「那覇大綱挽」が13日、那覇市中心部の国道58号で行われた。太平洋戦争中の1944年10月、米軍が県内各地や鹿児島県奄美地方を爆撃し、600人以上が死亡した「10.10空襲」を念頭に、日本復帰前年の71年に復活。例年この時期に開催し、平和や幸福を祈念する。
老若男女が東西に分かれ、「ハーイヤ」のかけ声に合わせて綱を引き合った。屈強な米兵の姿も見られた。爆竹や指笛が鳴り響き、3分を超える熱戦の末に東チームが勝利すると、拍手と歓声が湧き上がった。
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