「高齢で車の運転は不安だが、近くでも歩くのは辛い」。そんな時に便利な新型の電動車いすの体験試乗会が行われました。
平岡夏希アナウンサー「ハンドルを握ると進む、手を放すと停止。この簡単な操作で楽に移動出来ます」
電動車いす「WHILL(ウィル)」は、東京の会社が開発したもので、きょう10日は6人の高齢者が熊本県菊陽町で、デザインや機能などを改良して9月に発売した新たなモデルの試乗に挑戦しました。
体験者(70代)「乗り心地が良いですね。バランスも良いですね」
5センチ程度の段差でも乗り越えることができ、自宅で充電して最長約30キロを走ることができます。
運転免許は不要で、最大で時速6キロのため、歩道での走行が中心となります。
「近距離モビリティ」と呼ばれるこの電動車いすのうち、今年9月に発売した4種類は、乗り心地や、バッテリー部分を取り外して自宅で充電できるように改良し、その場で旋回できる機能も設けました。
4種類のうち、最も小さいタイプでも人を含めて100キロを乗せることができます。
九州のテーマパークなどでは若者にも好評で、新たな移動手段として期待されています。
価格は税抜きで1台25万円~48万円で、熊本トヨペットなどで販売しています。
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