大阪の高知県アンテナショップ「SUPER LOCAL SHOP とさとさ」が、オープンから1か月を迎えました。1日の売り上げは、おおむね100万円を超えていて、好調ぶりがうかがえます。
高知県が進める関西戦略の核と位置付けられた、関西初のアンテナショップ「SUPER LOCAL SHOPとさとさ」は、7月31日、JR大阪駅直結の、地上39階建てのビルに設けられた商業施設「KITTE大阪」にオープンしました。カツオやユズの加工品など、およそ900の特産品を販売していて、年間1億8000万円の売り上げを目標にしています。
運営にあたっている県地産外商公社によりますと、オープンから1か月の来店者数は、およそ28万6000人、売り上げは3000万円を超えていて、一日あたり、100万円相当となっています。人気商品は、ユズドリンク、ケンピ、ぼうしパン、金額の上位はカツオのたたきで、これまで関西では手に入りにくかったものが目立っているということです。
(県産業振興推進部 合田和穂 部長)
「このチャンスを生かして、拠点(とさとさ)を活用して、発信をして、しっかりと関西の方を高知に呼び込むのが当面の目標。その先に、関西戦略としての様々な展開、万博もありますから、そこへつながっていくんだろうと思っています」
8日までの2日間は、オープン1か月を記念したイベントが開かれ、県出身の俳優・中村里帆(なかむら・りほ)さんや、声優・島本須美(しまもと・すみ)さんによるトークショーのほか、やなせたかしさんがデザインしたごめん・なはり線のキャラクターショーなどが行われました。
県地産外商公社は、この1か月間について、高知の情報発信における一定の効果を認めながらも、売り上げについては、「オープンならではの特需」と分析していて、今後は、勢いを継続させるため、日本酒や戻りガツオ、坂本龍馬といった、高知の秋ならではの魅力を前面に出したイベントを行っていく考えです。
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