パリパラリンピックで金メダルを獲得した車いすラグビー日本代表の池透暢(いけ・ゆきのぶ)選手が、日ごろ通っているフィットネスクラブを訪れ、大勢の人から温かい歓迎を受けました。
車いすラグビー日本代表のキャプテン・池透暢選手。9日、高知県いの町のフィットネスクラブを訪れました。多いときは、週に3日ほどここでトレーニングするという池選手、パラリンピックの2週間ほど前にもここで調整していて、“顔なじみ”の利用客も多いといいます。早速、写真撮影へ…
立派なケースから“金メダル”が登場すると、盛り上がりは最高潮!そして、こんなエピソードも語ってくれました。
(池透暢 選手)
「金メダルを期待される中で、高知県勢のレスリング・清岡幸大郎選手・櫻井つぐみ選手が『金』をとってくれて、自分も同じ高知南高校卒業生として、『金、金、金でいきたいな』というプレッシャーを…自分も背負いながら…。言わなくてもわかっていたんですけど…。そういうものを『後輩たちが作ってくれた素晴らしい舞台だな』と思いながら、会場もレスリングと同じだったので、『あの会場で金を3つとれるぞ!』という心を持ちながら最後まで戦い抜くことができました」
大会前は「ひじに痛みがあった」という池選手ですが、整形外科が併設されたこちらの施設でケアと調整を入念に施しパラリンピックに臨みました。それだけに、これまで支えてきたスタッフの喜びもひとしおです。
(町田整形外科 町田崇博 院長)
「金メダルの力のごくごく一部になれたかなと思うと、嬉しく思っています。本当に素晴らしい活躍を見せていただいて、勇気と元気をもらいました」
10日には高知を発つ予定の池選手。多忙なスケジュールの合間に訪れた“練習拠点”で、馴染みの利用者に、メッセージを贈りました。
(池透暢 選手)
「ここに通う皆さん、本当に良い笑顔で声をかけてくれるので、引き続き、声をかけていただき、皆さんで元気にエクササイズしていきましょう!」
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