お盆に迎えた先祖の霊を送り出し無病息災を祈る「五山送り火」が16日夜、京都市街を囲む山々で行われた。願い事を書いた護摩木や松を燃やした炎で夜空に文字などを浮かび上がらせる伝統行事。
東山の如意ケ嶽で一画が最長約160メートルの「大」の字に火がともり、「妙法」「船形」「左大文字」「鳥居形」の文字や形に順に点火。鴨川沿いに集まった家族連れや観光客らは「すごい」「きれい」と歓声を上げ見入った。
京都出身という大阪市の70代女性は「感動した。この時期は毎年帰っているが、今年もきれいに見られてよかった」と顔をほころばせた。
送り火は地元住民らでつくる各保存会が実施している。
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