海上自衛隊の輸送艦が高知県高知市の高知新港に寄港しています。自衛隊や警察らが、南海トラフ地震などの大規模災害に備えようと、車両を船に乗せるための手順を確認しました。

こちらが海上自衛隊の輸送艦「しもきた」です。

全長は178m。およそ60台の大型トラックを載せられるだけでなく、ヘリコプターの離着陸もできます。能登半島地震の際には同じ規模の輸送艦が災害派遣として被災地に物資や重機を輸送しました。

しもきたは広報活動のため19日から22日まで高知県高知市の高知新港に6年ぶりに寄港していて、19日は、南海トラフ地震などの大規模災害に備えるため、実際に、警察や消防などの車両を船に乗せました。

隊員たちは大きさや長さが異なる車両をスムーズに乗せられるよう、手順を確認していました。

(県警から)
「入れる際に高低差がありますので、その時に我々の車両が入るのか検証ポイントとして非常に重要だった」

(電力関連会社から)
「(物資を)載せてからも、船の中での移動もありますし、バランスも考えないといけないので注意しなければならない」

輸送艦「しもきた」は20日から2日間、高知県高知市の高知新港で一般公開されることになっています。

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