サッカー天皇杯、高知ユナイテッドSCは12日の2回戦でJ1のサガン鳥栖に敗れ、2年連続の“ジャイアントキリング”とはなりませんでした。
2年連続で格上“J1”からの勝利を狙う高知は、前節のリーグ戦から先発を3人入れ替えた2回戦。相手は“J1”のサガン鳥栖です。試合は開始早々動きます。前半3分、高知は、鳥栖(とす)の長澤(ながさわ)に右サイドを突破されてゴール前にクロスを入れられると…
ヴィニシウス・アラウージョに右足で合わせられ、ゴール。鳥栖に先制されます。
一方、高知も反撃に出ます。前半42分、高野のスルーパスに抜け出した小林心!
キーパーに倒されPKを獲得します。蹴るのは、その小林心。
自ら、ゴール左上に決め、1対1の同点に追いつき前半を折り返します。しかし、後半7分、高知は、左サイドからクロスを上げられると…
自陣ゴール前で折り返された後、再びヴィニシウス・アラウージョに決められ、リードを許します。その後、高知はゴールが遠く、結局1対2で敗れ、去年に続く“下剋上”とはなりませんでした。
(鳥栖サポーター)
「鳥栖よりも走って良かったと思います。すごかったと思います。もうハラハラでした」
(高知サポーター)
「やっぱり鳥栖さんうまいですわ、さすがJ1チームです」
「前半も後半もどちらも始まってすぐに点を取られてしまって、対応力というところで、すぐ対応して点を取るところがすばらしいなと思いました。これでリーグ戦に集中できると思うので、まずはリーグ戦で1人でも多くの観客を集めて(JFLで)1位になってJリーグ(チーム)になって鳥栖さんとまた戦いたいと思います」
(高知ユナイテッドSC 吉本岳史 監督)
「昨シーズン(J1相手に2度勝った)という部分で、期待はされていたとは思うんですけど、やっぱりそんなに簡単ではないという、サッカーの厳しさを感じました。ただ、我々はまだリーグ戦があります。きょうの、この『駅前不動産スタジアム』のような雰囲気を作ってほしいので、ぜひリーグ戦足を運んでほしいと思います」
この悔しさをリーグ戦に繋げたい高知は、6月16日(日)のJFL第12節でFCマルヤス岡崎と対戦します。
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