北アルプス立山連峰を貫き富山と長野を結ぶ立山黒部アルペンルートが15日、全線開通しました。開通初日のきょうは朝から多くの観光客でにぎわいました。
嘉藤奈緒子アナウンサー:「今日から立山黒部アルペンルートが全線開通しました真っ白な雪原に除雪された道路がくっきりと浮かび上がっています」
アルペンルートは富山と長野を結ぶ全長37キロの山岳観光ルートで、きょう全線開通を記念したセレモニーが開かれました。
立山黒部貫光 三角要社長:「富山県の中でも黒部キャニオンルートと宇奈月キャニオンルートとアルペンルートが結ばれまして、また周遊できるような新しい観光の目玉となろうかと思っております。非常に楽しみな事柄が沢山待っております」
嘉藤奈緒子アナウンサー:「雪の大谷ウォークには本当にたくさんの人の姿がありますね。壁をそうようにみなさん歩いていて、時折足を止めながら写真撮影する姿もうかがえます」
バスの高さ超す14メートルの壁
室堂ターミナルへと続く高原道路の両側にそびえ立つ巨大な雪の壁。雪の大谷は冬の間、雪で閉ざされる高原道路をブルドーザーなどで削り取るように除雪し作り上げられます。
嘉藤奈緒子アナウンサー:「雪の壁がバスの高さを優に上回っているのが確認できます」
きょうは国内外から多くの観光客が訪れ、最大の見どころである雪の大谷を散策し、富山が世界に誇る自然の大パノラマを堪能していました。
ことしの壁の高さは最も高い地点で14メートルと、去年より1メートル高くなりました。
観光客:「茨城県のつくば市です。こういう雪深いところって来たことがないので、良いです。写真で見るのとは違います」
観光客:「香港からきました。信じられない!とても最高!」
観光客:「オーストラリアから来ました。完璧!素晴らしい日だね。(景色が)とてもきれいです」
観光客:「(雪の壁が)高いです。あっちの方で満足してたら、全然高いなっていう。4月でこんなに雪が見れるのは驚きましたね」
興奮!眼前には大パノラマが…
こちらは立山連峰の絶景を一望できる雪の上の遊歩道「パノラマロード」。
能登半島地震や4月3日に発生した台湾地震でインバウンドへの影響が懸念されましたが、今のところキャンセルなどはないということで、今シーズンは昨年の71万人を上回る入り込みを期待したいとしています。
アルペンルートは11月末まで雪の大谷は6月25日まで楽しむことができます。
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