群馬県産業支援機構が購入したテスラ車(手前)が展示された(前橋市)

群馬県産業支援機構は米電気自動車(EV)大手、テスラの技術を解説するイベントを前橋市内で13日開いた。専門家が講演し実車や部品が展示された。自動車業界が変革期を迎えるなか県内の基幹産業である自動車関連企業のEV参入を後押しする。

EV開発コンサルティング、ブルースカイテクノロジー(神奈川県厚木市)の矢島和男社長がEVの国際動向やテスラ社の技術などを説明した。矢島氏は「世界では確実にEV化が進んでいる」と強調。テスラ車の先進的な内装や冷却システムなどに触れ、「日本の伝統的な車メーカーが後塵(こうじん)を拝している」と危機感を示した。

群馬県産業支援機構が開いた「EV車『Tesla』注目技術解説会」(前橋市)

同機構が24年度に購入したテスラ車の試乗会のほか、テスラ車の実際の主要部品が展示された。県内の製造業者など75人が参加した。

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