宇宙航空研究開発機構(JAXA)は5日、小型固体燃料ロケット「イプシロンS」の2段目エンジンが鹿児島県での燃焼試験で爆発したことを受け、予定している2024年度内の実証機打ち上げは技術的に極めて困難との認識を示した。岡田匡史理事は記者会見し「現実的には不可能と考えている」と述べた。
燃焼試験は11月26日午前、鹿児島県の種子島宇宙センターで実施。2分間の予定だったが、着火の20秒後からエンジンのモーターケース(圧力容器)の燃焼圧力が予測より高くなり始め、49秒後に爆発が起きた。
JAXAによると、試験時の画像などから、圧力容器の後部から燃焼ガスが漏れていたとみられる。(共同)
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