26日は豪雨で浸水した輪島市の仮設住宅のうち、最も入居者が多い「宅田町第2団地」で住民の入居が始まりました。

この団地では、9月の豪雨で142戸すべてが床上浸水の被害を受けたということで、避難していた住民はそれぞれの部屋に荷物を運び込んでいました。

元日の地震で自宅が全壊し、この団地で1人で暮らしていた喜多恵美子さん(71)は9月の豪雨のあと、金沢市の「みなし仮設住宅」に移り住んでいました。

喜多さんは「また輪島に住めることになり安心です。団地の周りには顔見知りの人もいるので、この環境で年を越せることにほっとしています」と話していました。

輪島市によりますと、9月の豪雨では市内の仮設住宅のうち584戸が浸水の被害を受けましたが、いずれも復旧が終わり、すべての人が入居できるようになりました。

珠洲市や能登町でも浸水した仮設住宅への入居が始まっていて、新年を前に仮設住宅で豪雨の被害に遭った人たちが戻ることができるようになりました。

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