政府は25日の持ち回り閣議で、2025年度の実質GDP(国内総生産)成長率を前年度比1.2%とする経済見通しを了解した。物価上昇の落ち着きや総合経済対策の効果で個人消費が底堅く推移するとともに、海外経済が緩やかに回復して輸出も回復するとのシナリオを維持。11月に公表した前回試算から据え置いた。
GDPの半分を占める個人消費は1.3%増と0.1ポイント上方修正した。内閣府は所得税の「年収103万円の壁」見直しによる消費の押し上げ効果はわずかだとみている。
名目GDPは2.7%増、消費者物価上昇率は2.0%を見込んだ。
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