元裁判官と東京証券取引所の元社員が、インサイダー取引をした罪などで在宅起訴されました。

在宅起訴されたのは、裁判官出身の元金融庁職員・佐藤壮一郎被告(32)です。

佐藤被告は、業務で知った企業のTOB(株式公開買い付け情報)をもとに10社の株約950万円分を自分名義で購入した罪に問われています。

佐藤被告は不正な株取引で、数百万円の利益を得たとみられています。

また、東京証券取引所の元社員・細道慶斗被告(26)と父親の正人被告(58)も在宅起訴されました。

細道被告は業務で把握したTOB情報を父親の正人被告に伝え、情報をもとに正人被告は約1700万円分の株を買い付けた罪に問われています。

関係者によりますと、3人は不正取引を認めているということです。

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