気象庁は25日、2024年の日本と世界の年間平均気温と、日本近海の年間平均海面水温が、11月までの速報値でいずれも統計開始以来の最高だったと発表した。これまで最高だった昨年を大きく上回り、2年連続で記録を更新した。

日本の年間平均気温(1898年統計開始)は、都市化の影響が少ない全国15地点の観測に基づき、平年(20年までの30年間平均)を1.64度上回った。平均気温は夏、秋と2季連続で最高を記録していた。昨年の年間平均気温は平年比1.29度のプラスだった。

世界の年間平均気温(1891年統計開始)は平年を0.62度上回った。昨年は平年比0.54度のプラス。

日本近海の年間平均海面水温(1908年統計開始)は同1.46度のプラスで、過去最高だった昨年の1.10度を大きく上回った。

今年は夏から秋にかけて偏西風が平年より北を流れ、太平洋高気圧の勢力が強い時期もあったため高温となった。

速報値で過去最高となった日本の年間平均気温について説明する気象庁の担当者=25日午前、東京都港区

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