24日、警察庁で開かれた会議には、全国の警察で匿名・流動型犯罪グループ=『トクリュウ』の、捜査の司令塔の役割を担う捜査幹部およそ60人が出席しました。
この中で、警察庁の露木康浩長官は凶悪な強盗事件や特殊詐欺、組織的な窃盗などの事例を挙げて「トクリュウは日本の治安対策上の最大の脅威の1つで、国民の体感治安に大きく影響を及ぼす要因になっている」と述べました。
そのうえで「組織犯罪対策の軸足をこれまでの暴力団からトクリュウ対策にシフトすべき転換期にある」として
▽全国の警察が重点的な取締りなどを行う対象の事件を適切に選び
▽中核的な人物を検挙して犯罪収益を剥奪すること
▽犯罪に悪用されている制度やサービスを提供する関係機関や団体に働きかけることで、犯罪グループ側の「ビジネスモデル」を解体することなどを指示しました。
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