厚生労働省は24日、介護などを必要とせずに日常生活を送れる期間を示す「健康寿命」について男性が72.57歳、女性が75.45歳だったと発表しました。

 厚労省は3年ごとに健康寿命の数値を公表していて、おととしの日本人の健康寿命は前回の調査から男性は0.11歳短くなった72.57歳、女性は0.07歳延びた75.45歳でした。

 都道府県別では男性が73.75歳、女性が76.68歳と静岡県が男女ともに最も長く、男性は順に石川県で73.60歳、山梨県で73.47歳で、女性は山口県の76.43歳、岐阜県の76.20歳と続きました。

 一方、日本人の平均寿命は男性が81.05歳、女性が87.09歳でした。

 平均寿命と健康寿命の差は男性で8.49歳、女性で11.63歳となり、縮小傾向が続いています。

 健康寿命が延びることで医療費などの削減にもつながることから、厚労省は生活習慣の改善など健康作りに力を入れるよう呼び掛けています。

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