上皇さまは23日に91歳の誕生日を迎えられました。誕生日に合わせて公開された映像に変化が見られました。
■愛子さま インフルでご訪問取りやめ
23日、お祝いのため訪問された弟の常陸宮さまと華子さま。愛子さまも上皇さまにあいさつされる予定でしたが、22日に38℃台の発熱とせきがあり、インフルエンザと診断されました。
両陛下も大事を取り、23日は御所内で静かに過ごされるということです。
上皇さまは23日で91歳。体調に大きな変わりはないということです。
■上皇さま91歳に“映像”に変化も
ただ、ここ数年は上皇さまの誕生日に合わせて公開される映像はご夫妻で庭を散策される様子でしたが、今年は仙洞御所の室内で撮影されました。
美智子さまは10月に仙洞御所で転倒され、右足を骨折。宮内庁によりますと、上皇さまはとても心配され…。
宮内庁
「13日のご退院当日は車椅子でお戻りになった上皇后さまを御所御車寄でお出迎えになり、言葉少なにあいさつを交わされた後、手を差し伸べられて、おねぎらいになりました」
ご夫妻は現在も規則正しい生活を続け、朝は仙洞御所の中を、夕方は赤坂御用地をご散策。食事中は誤嚥(ごえん)を防ぐために会話を控え、テレビニュースをご覧になるといいます。
5月には日光の田母沢御用邸を訪問されました。ここは上皇さまの“思い出の地”。
上皇さま
「これはモミでしょ」
美智子さま
「イチイですね」
説明役
「平成13年に両陛下にお手植えを頂きました」
美智子さま
「そうでした、そうでした。陛下がイチイを覚えていらして」
疎開していたころ、上皇さまがここにイチイの木があったことを覚えていたことから23年前、同じ場所にイチイの木を植樹されました。
その時以来のご訪問。小さかったイチイの木は今年は約4メートルに。
上皇さま
「ずいぶん伸びている」
美智子さま
「ずいぶん高い」
コロナ禍以降、人と会う機会が大幅に減ったという上皇さま。朝夕は新聞を読むなどし、地震や大雨の被害を受けた能登半島の状況と被災者の生活を案じられているということです。
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