広島 4人死傷事故 ダンプカー運転手を過失運転致死傷罪で起訴

広島市安佐南区の会社員、山嵜雅彦被告（59）は、先月12日、広島市安佐南区でダンプカーを運転していた際、カーブの中央線を越えて乗用車に衝突し、80歳の夫と76歳の妻を死亡させたほか、夫婦の49歳の娘を重体にさせたとして、過失運転致死傷の罪に問われています。

運転手も大けがをして入院し、今月2日、刑の上限がより重い危険運転致死傷の疑いで逮捕されていました。

広島地方検察庁は、運転手が法定速度が時速30キロの現場を時速50キロから60キロで走行したと判断しましたが、過失運転致死傷罪で起訴したことについて「現場は下りカーブとなっており、運転手にはブレーキを適切に踏んでいない過失はあるが、故意に高速度を出したとは認められなかった」と説明しています。

検察は運転手の認否を明らかにしていませんが、警察での調べに対し「危険運転という部分には納得がいかない」としていました。