石川県内の県立高校の多くで23日、2学期の終業式が行われ、このうち能登半島地震で被害を受けた穴水高校では全校生徒90人が体育館で終業式に臨みました。
島崎康一校長は「頑張ってきた自分自身を褒めてあげてください。1月の地震でいつもの日常が失われたが、今度こそ3学期の始業式に全員と笑顔で会えることを楽しみにしています」とあいさつしました。
穴水高校は能登半島地震で校舎や体育館の壁が壊れるなどの被害があり、4月から校舎が使えるようになったものの、現在もトイレや一部の教室が使えない状態が続いています。
終業式のあと、2年の女子生徒は「地震のあと、いつもの生活がすごく幸せなことだと感じるようになりました。この冬休みは勉強も頑張りたい」と話していました。
2年の男子生徒は「2学期も無事に終えられてうれしく思います。年末年始は家族とテレビを見ながらゆっくり過ごして、何事もなく新年を迎えたい」と話していました。
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