仙台市青葉区に住む70代女性が警察官などを装った人物に時価2億円相当の金塊や現金約1千万円などをだまし取られる被害に遭ったことが分かりました。警察は特殊詐欺事件として調べています。

警察によりますと、先月18日、仙台市青葉区の70代女性の自宅に、通信基盤局の職員を装った女や警察官を装った男から「マネーロンダリンググループのリーダーの男を捕まえた。家宅捜索であなたのキャッシュカードが出てきた。あなたに報酬を渡したと供述している」などと嘘の電話がありました。

その後、SNSを通じて守秘義務命令書などの写真が送られてきた上、「身の潔白を証明する方法として資金調査というものがある」などと言われ、資産を提出するよう求められました。

話を信じた女性は今月19日までに、所有していた金塊およそ13キログラム(時価約2億円)を仙台市内で犯行グループに渡し、現金約1000万円を指定された口座に振り込みました。その後、女性がインターネットで同様の被害の記事を見つけたことで詐欺に気付き、事件が発覚したということです。警察が特殊詐欺事件として捜査を進めています。

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