警察庁は悪質ホストクラブの厳罰化を進めるなか、23日、ホストクラブや性風俗店などを取り締まる全国警察の担当課長などを集めた会議を初めて開きました。

警察庁 露木康浩長官
「個々のホストやスカウトを検挙するだけにとどまらず、その者らが犯罪により得た収益の流れを追い違法なビジネスモデルの解体並びに、最終的に利益を得ている実質的な責任者やグループの取り締まり及び排除に努めて下さい」

 23日、警察庁で初めて開かれた「全国保安関係課長会議」で露木長官はこう述べ、悪質ホストクラブやその受け皿となっている性風俗店などが「女性を徹底的に搾取することで不正な収益を得ている」として、全国の警察が垣根を超えて取り締まるよう指示しました。

 垣根を超えた取り組みは近年、問題となっている「匿名・流動型犯罪グループ」の対策での「中核的な役割を担う」としました。

 警察庁は悪質ホストクラブの厳罰化を進めていて、風営法の改正案を来年の通常国会に提出し、速やかな運用を目指しています。

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