警察と和泉市教育委員会によりますと、21日午後6時すぎ、大阪 和泉市の「池上曽根史跡公園」で開かれていた能登半島地震などのチャリティーコンサートで、会場を覆っていた縦と横がそれぞれ15メートル、高さ5メートルのテントが強風にあおられ、5メートルほど飛ばされました。

テントの中には当時、およそ60人がいましたが、観客6人とスタッフ1人の男女あわせて7人がテントの支柱などにぶつかり、けがをして病院に搬送されました。

警察によりますと、このうち70代の女性が頭を打つ大けがをして入院しているということです。

コンサートは和泉市教育委員会などが主催し、委託を受けた業者がテントを設置していました。

テントは、30キロのおもりを50か所に置いて固定していたということで、警察が当時の状況を詳しく調べています。

大阪管区気象台によりますと、21日は和泉市を含む府内全域に午前中から強風注意報が発表されていました。

和泉市教育委員会は「けがをした皆さまには申し訳なく、いち早い回復をお祈りします。事故の原因を究明するとともに、再発防止策を講じていきたい」とコメントしています。

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