2024年元日の地震で被災した石川県の能登半島6市町の住民を対象に実施した共同通信のアンケートで、9月に発生した記録的豪雨での被災後、4人に1人に当たる25%が体調が悪くなったと回答したことが21日、分かった。今後の生活への不安では、58%の人が再び災害に遭うことを挙げた。半島北部を襲った豪雨災害から21日で3カ月となったが、1年足らずで複数の災害に襲われた被災者の心身のケアが重要となる。 アンケートは12月上旬、能登半島地震で大きな被害を受けた輪島市や珠洲市、能登町などの被災者155人に実施。地震や豪雨が体調面にどのような影響を与えたかを尋ねた。 能登半島が記録的豪雨に見舞われたことを受け、自身の体調面に変化があったかとの質問には「悪くなった」が9%、「やや悪くなった」が16%だった。「変わらない」は38%、「あまり変わらない」が20%。 悪くなったと回答した人の自由意見では理由や背景として「再被災で自宅再建の見通しが立たなくなった」など自身の二重被災へのつらさを語る人が多かった。
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