山梨県は富士山の夏山シーズンで山頂での混雑や夜間に一気に山頂を目指す「弾丸登山」を抑制するため、山梨県側の5合目にゲートを設け、午後4時から翌日午前3時までの間、ゲートを閉鎖し、1人当たり2000円の通行料を徴収するなどの規制を導入しています。

このうち通行料について、県は初めての規制にかかった費用などを踏まえて、環境保全などのために任意で募ってきた協力金と通行料を一本化する方向で具体的な金額の検討を進めていました。

そして、来年の夏山シーズンからは通行料と協力金を合わせた額よりも1000円高い1人当たり4000円を徴収する方向で最終的な調整を進めています。

また、ゲートの閉鎖時間も、駆け込みで通過して夜間に山頂を目指そうとする登山者に対応するため、2時間繰り上げて午後2時とする方針だということです。

富士山の登山規制をめぐっては、静岡県が入山料を1人当たり4000円とし、午後2時から翌日午前3時までゲートを閉鎖する方針を示していて、両県の知事は地域の事情を踏まえつつ足並みをそろえる方向で一致していました。

こうした方針を県は、20日、ふもとの富士吉田市で関係者に説明することにしています。

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