宮城県大崎市に住む70代女性に孫を装って電話をかけ現金をだまし取ろうとしたとして、警察は受け渡し場所に現れた16歳の少年を逮捕しました。少年が特殊詐欺グループの現金受け取り役「受け子」とみて詳しく調べています。

詐欺未遂の疑いで逮捕されたのは住居・職業不詳の16歳の少年です。警察によりますと、12月17日、宮城県大崎市に住む70代女性の自宅に、孫を装った男から「不倫をして相手を妊娠させてしまい慰謝料を支払わなければならなくなった」と現金500万円を要求する電話がありました。

不審に思った女性が孫に連絡し確認したところ、詐欺だと分かり警察に相談しました。警察は女性の協力のもと、「だまされたふり作戦」を決行。現金の受け渡し場所となった古川駅に現れた少年を警察官が現行犯逮捕しました。

警察の調べに対し、少年は黙秘しているということです。

宮城県内では今年、11月末までに特殊詐欺の被害が332件発生していて、被害額は11億8000万円にのぼります。警察は「不審に思ったら金を渡す前に周りの人や警察に相談してほしい」と注意を呼びかけています。

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