北九州市小倉南区にあるマクドナルドの店舗で、中学3年の男女が男に殺傷された事件で、店舗で事件につながるような客とのトラブルは確認されていないことが18日、捜査関係者への取材で分かった。被害に遭った2人にもトラブルは確認されておらず、福岡県警は逃げた男の動機が2人や店への恨みではなく、無差別に襲った可能性があるとみて捜査している。
捜査関係者によると、店舗の関係者が嫌がらせなどを受けたとの情報も把握されていない。亡くなった中島咲彩さん(15)のスマートフォンの解析などでも事件につながる情報はなく、以前に警察への相談もなかった。
県警によると、負傷した男子生徒(15)は「全く知らない人に刺された」と説明している。
現場の店舗は18日もドライブスルーのみの営業で、時折訪れる客の姿があった。付近の人通りはまばらで、周辺をパトカーが巡回していた。市内に住む50代女性は花束を手向け「早く犯人が捕まって、平穏な日常が戻ってほしい」と手を合わせた。
事件は14日午後8時25分ごろ発生。40歳ぐらいの男がレジの列に並んでいた2人に真っすぐ近づき、刃物のような物で突然刺した。〔共同〕
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