大阪高裁
東京電力福島第1原発の事故後、福島県や近隣各県から京都府に避難した住民166人が国と東電に損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で大阪高裁(牧賢二裁判長)は18日、東電のみに賠償を命じた。国と東電の責任を認め、計約1億1千万円の賠償を命じていた一審京都地裁判決を取り消した。 同種訴訟は全国で約30件起こされ、2022年の最高裁判決が国の賠償責任を否定して以降、東電だけに賠償を命じる判決が続いている。 18年3月の一審京都地裁判決は「津波を予見できた国が、東電に対応を命じなかったのは違法」と指摘した。避難指示区域外からの避難については独自の基準を示し、110人の請求を認容した。記事に『リアクション』ができます。ご利用には会員登録が必要です。
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