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北九州市のファストフード店で、中学3年生の男女が刺された事件から4日目。

■中学生殺傷 住宅街に逃走の可能性も

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亡くなった中島咲彩さん(15)の告別式が、営まれました。

娘が中島さんの後輩だという保護者。

娘が中島さんの後輩                                           「すごく可愛い子で、みんなから好かれる先輩と聞いた。うちの娘も知っている手前、かなりショックで。本当に怖くてたまらないと言っていますね。未来あるお子さんが、そういったことで先を閉ざされてしまうのは、あってはならないことだと思いますし、警察の方には早く犯人を捕まえていただいて、また子どもたちが集える場所になってもらえたらいいなと思いますし、それを切に期待するかなと思います」

一緒にいた男子生徒は、腰付近に致命傷になりかねない深い傷を負って、病院で手当てを受けています。

現場周辺の学校は、17日も警戒を続けています。

北九州市教育委員会によりますと、16日、市内の小中高校などで約そ4200人が、事件への不安などを理由に欠席したということです。

テレビ朝日が取材した捜査関係者によりますと、店内に入ってきた男は、まっすぐ列の最後尾に向かい、2人の後ろに立ちました。そして、中島さん、男子生徒の順で刺したことが新たにわかりました。また、別の捜査関係者によりますと、店内の防犯カメラの映像では、男が、かばんなどを持っているのは、確認できなかったということです。

犯行は、わずか30秒足らず。男は、北の方向に逃げたとみられます。しかし、番組が入手した現場の北、約120メートルのところにある防犯カメラの映像には、事件直後の時間帯、人の姿は映っていませんでした。

警察は、現場のすぐ裏の住宅街を通って逃走した可能性も含めて調べています。すぐ裏は、たくさんの一戸建てや駐車場がある地域です。

17日夜、刺された2人が通う中学校が、保護者説明会を開きました。

保護者説明会に参加した人                                                  「かなり、ほっとはした。先生たちが絶対にちゃんとしてくれるんだろうなと思った。遊びに行くとかもさせられないし、買い物のときも中学生だから家に置いていたりしていたけど、連れて行くとか」

刺した男は、身長約170センチ、40歳ぐらいで中肉。灰色の上着に黒いズボン姿で、つま先が出るタイプの黄色いサンダルのようなものを履いていたということです。

現場には、17日も花を手向ける人が絶えませんでした。

市外から来た親子。娘は、中島さんと同じ中学3年生です。

市外から献花に来た人                                          「(娘は)私たちと普段、話しているときは穏やか。いざ、朝、起きて学、校に行くときは足が止まるというか。帰ってくるときは、きょうも『迎えに来てほしい』と電話があったので、妻にすぐ迎えに行かせた。行きたくないという気持ちがすごく強い。私立の受験がもうすぐ始まるところで、いま追い込み。亡くられたお子さんも大変ななか頑張っていたと思う。お父さんもお母さんも未来を見ていたと思うので、悲しさしか出てこない」 この記事の写真を見る
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