天皇皇后両陛下は17日午後から豪雨被害を受けた石川県輪島市を訪問しています。避難所で、ねぎらいの言葉を述べられました。
■避難所で述べられた「言葉」
能登を訪問されている両陛下。午後4時すぎから石川県輪島市で地震などの災害対応にあたった人々をねぎらわれました。
能登ご訪問は今回、3回目です。被災者の負担にならないよう、弁当や飲料水を持参されたということです。
輪島市役所の前にはお二人を待つ大勢の人が。スマートフォンの準備です。
そこへ両陛下を乗せたマイクロバスが到着。輪島市長のあいさつを受け、そのまま中へ入るかと思われましたが、両陛下は振り返って待っていた人々に手を振られました。
元日の地震の後、3月と4月にも能登を訪問されている両陛下。輪島朝市では黙祷(もくとう)を捧げ、避難所ではひざをついて被災者と話をされていました。
そして、今回で3度目の訪問。
雅子さまが被災者に述べられたのは、ねぎらいの言葉でした。
■雅子さまのお言葉 能登への思い
雅子さまは先週、61歳の誕生日に…。
雅子さま 61歳のお誕生日に際してのご感想
「3月から4月にかけて、お見舞いのために能登の被災地を訪れ、復興が一歩一歩進んでいくことを心から願いましたが、その復旧・復興への歩みを進めるなか、今度は大雨による被害が発生したことにも心が痛みます」
両陛下の訪問の後、能登は再び災害に見舞われ、輪島市の久手川町では豪雨で川が氾濫するなどし、輪島中学の女子生徒も犠牲になりました。
両陛下は17日午後、その久手川町を視察されました。いまだ被害の爪痕が残る現場を目の当たりにされ、深々と頭を下げられました。
その後、両陛下が訪問されたのは女子生徒が通っていた輪島中学校。ここは現在も避難所となっていて、約50人が身を寄せています。
被災者の目線の高さまで腰を落とし、ゆっくり時間をかけて話しをされます。
男性からどんな話があったのか、雅子さまがお礼を言われる場面も…。
雅子さまは被災者に「生活は少し落ち着かれましたか」「ネコちゃんも元気なんですか」などと声を掛けられていました。
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